2010/06/10

ルナーボール

ルナーボール
ポニーキャニオン/コンパイル
ファミリーコンピュータ

ビリヤードをもとにした、オリジナルゲーム。盤が普通の四角だけでなくZ字型、ドーナッツ型、矢印型など、30種類もあり面白い。穴の位置もさまざま。おすすめ。


説明書の情報は以下のページを参照。ありがとう★♪
http://setsumei.html.xdomain.jp/famicom/lunarball/lunarball.html

■ラウンド選択と摩擦係数選択

タイトル画面でスタートを押した後に出る画面では、十字キーの上下でラウンド、左右で摩擦係数(FRICTION)を変更できる。ラウンドは、60ラウンドあり、下を押すと数字が増え、上を押すと減る。また、ラウンド1のときに上を押すとラウンド60になる。

摩擦係数は通常32だが、これを大きくすると、ボールが止まりやすくなり(砂場でビリヤードするような)、小さくするとボールが止まりにくくなり(無重力状態でビリヤードするような?)、0にすると、ボールが止まらなくなる。特殊な状態になるので最初は変更する必要はないが、ゲームをやりこんだらこの数値をかえてみるのもいいかもしれない。

■ルール

ルールは、白球を打って、盤面の的球を穴に落としていく。的球には番号がついているが、どのボールから落としていってもいい。3回連続でボールを落とせなかったり、白球が穴に落ちてしまうと、持球を1つ失う。持球をすべて失ったらゲームオーバー。

左右でボールを打つ方向を決め、上下でカーソルの距離をかえる。カーソルの距離は狙いをつけやすくするのが目的。

パワーが一定の間隔で左右に動いているので、使いたいパワーのところまで赤く色がついたところでボタンを押してボールを打つ。パワーは8段階ある。

すべての的球を落とすとラウンドクリア。ラウンドクリアすると持球が1つ増える。これはけっこううれしい。さらに、失敗が1回もなかった場合パーフェクトとなってさらに持球が1つ増える。(結果的にパーフェクトだと、ラウンドクリアのときに持球が2つ増えることになる)これはかなり大きい。

■レートと点数

このゲームは点数のつけ方が特徴的で、それもこのゲームの面白さになっている。ボールを入れたとき、ボールの番号×10×レートが入る得点になる。

レートは最初1で、ボールを入れると、レートが1つ上がる。失敗せずにボールを入れ続けるとレートが上がっていく。1回失敗するとレートが1に戻る。そのため、失敗しなければどんどん点数が増えていくことになる。さらに、複数のボールを同時に入れるとさらにレートが上がる。ちなみにレートが20・25・30・35以上になると持球が1つ増える。

■ラウンド構成

30種類の盤にそれぞれボール配置が2種類ずつあり、あわせて60ラウンドある。このように書くと、最初30種類の盤がでてから、ボール配置が違う30が再びでるように思えてしまうが、実は、5面にあった盤が18面で再登場したりして、たくみにまざりあっている。

ラウンドは、簡単な面と難しい面、やりかたがわかるとやさしい面などが、絶妙に混ざり合って組み込まれている。数字が大きいほど難しいともかぎらないため、ラウンド1からはじめるのがその人にとって最もハイスコアをとりやすいとは限らない。ハイスコアを狙うときにも、戦略的に、または気分で、いろんな面からはじめることができるのもおもしろいところ。ちなみにラウンド60をクリアすると、そのままラウンド1がはじまる。

最初は、ラウンドがセレクトできるのを利用して、1面から順番に60面までクリアしていくといいかもしれない。そして、そのあとも気分でラウンドセレクトしていったり、ハイスコアを目指したり、いろいろな遊び方ができる。ボールはカラフルでどこかかわいく、盤面はビリヤード盤をモチーフにしながら未来的。ボールの動きもおもしろく、シンプルで楽しい作品でおもしろい。

ルナーボール(その2)