2015/02/17

THE ブロックくずし SIMPLE 1500シリーズ Vol.14

THE ブロックくずし SIMPLE 1500シリーズ Vol.14
ディースリー・パブリッシャー/TAMSOFT
プレイステーション

シンプルシリーズのブロックくずし。難度も手ごろで、丁寧な作り。


■タイトル画面

タイトル画面では、「始めから」「続きから」「ガイド」という3つの項目がある。

続きからを選ぶと、メモリーカードから、保存したランキングデータとクリアデータがロードさせるが、アレンジモードの前回のデータも読み込まれる。そこでアレンジモードを始めると、途中から始まる。最初から始めたい場合はいったんメニューに戻る必要がある。

そこで、ランキングデータなどを読み込みつつアレンジモードを最初から始めたい場合には、始めからを選び、その後のメニューで「ロード」を選ぶ方法もある。そうすると、アレンジモードを途中から始めるかどうかの質問があるので、そこで「いいえ」を選ぶと最初から始めることができる。

ちなみにエクストラモード、シンプルモード、セレクトモードを選ぶ場合には、このことは影響しないので、「続きから」を選ぶと楽。

セーブするには、ゲームクリア、ゲームオーバー後にセーブするかどうかの質問があるので、そこでセーブできる。オプションの変更をセーブしたい場合にはメニューからセーブを選ぶこともできる。

セーブ・ロードともに、メモリーカード差込口2にも対応している。

「ガイド」には、ゲームの説明が詳しく図入りで載っている。ここでの用語はガイドを元にしている。

■ステージ

画面内にあるすべてのブロックを消すとステージクリア。

残りブロックあと2つ目のブロックを消すとそこから必ず1UPアイテムが出る。最後のブロックを消すとステージクリアとなるので、最後のブロックを消す前に運よく取れれば1UPできる。

貫通弾で、あと2つ目のブロックを消すと、消すと同時に1UPアイテムが取れる。また、あと2つ目のブロックが最ももろいブロックだった場合も消すと同時に1UPアイテムが取れる。

■レストボール

赤いボールがメインボール。

レストボールは最初5個で、メインボールを落とす(=ロストする)とレストボールが1つ減る。レストボールがない状態でメインボールを落とすとゲームオーバー。

レストボールは1UPのアイテムを取ると増える。

レストボールは最大10個まで。10個のときに1UPを取っても増えない。

分裂弾のアイテムを通過すると青いコボールが出現する。コボールをロストしてもレストボールは減らない。

■パドル

左右でパドルを移動してボールを返していく。

□ボタン(または○ボタン)を押しながら移動すると、パドルを加速させて移動できる。

■パドルでのスピード調整

ボールを返すとき、ボールの進行方向と同じ方向にパドルを移動させながら打ち返すと、ボールのスピードが速くなる。そのとき、ボールの角度がより浅くなる。

ボールの進行方向と反対の方向にパドルを移動させながら打ち返すと、ボールのスピードが遅くなる。そのとき、ボールの角度が深くなる。

このように打ち返し方によってスピードを調整できる。逆に、スピードを変えたくない場合は、打ち返すときに移動しないようにする。これで、スピードを抑えて進めることができる。

■スカッシュ

ボールを打ち返す瞬間に×ボタンを押すと「強打」になる。

そして、パドルでのスピード調整のように、パドルを左右に動かしながら×ボタンを押すと、「スカッシュ」になる。

スカッシュになると、ボールはカーブし、しかも一定時間貫通弾になるので便利。

カーブのしかたは、ボールの進行方向と同じ方向にパドルを移動させながらでは、上に伸びるカーブなので使いやすい。

しかし、ボールの進行方向と反対の方向にパドルを移動させながらでは、横方向にはうようなカーブとなり、場合によっては、戻ってくるカーブになることもある。

また、強打になるため、スピードも速くなりやすいなど、危険もある。

下までブロックがあるステージの場合、返している間にパドルを移動させながら打ち返す操作になってスピードが速くなってしまうということも多い。最初は、そうしたステージで、スカッシュを試してみるといいかもしれない。

■壁揺らし

ボールが何かの物体に当たった瞬間に壁や天井を揺らすと、ボールの軌道やスピードを変化させることができる。

L1・L2ボタンで左壁揺らし、
R1・R2ボタンで右壁揺らし、
△ボタンで天井揺らし。

これで運がよければ、速くなったボールを遅くしたりできるので便利。

しかし、逆にスピードが速くなることもあるので、いちかばちかになる。

■ボールの打ち上げ

スタート時、ミスからの再開、キャッチ後では、ボールがパドルにくっついている。

そこで左右でパドルを移動して、任意の場所から×ボタンで打ち上げできる。制限時間はないので、じっくり狙うこともできる。

また、左右どちらかにうごかしながら×ボタンを押すと、浅い角度と速いスピードでの打ち上げになる。ミス後焦っていると、うっかりこれになってしまいピンチになるので注意。

■ブロック

1回当てると消えるブロック、
2回当てると消えるブロック、
最ももろいブロックで普通のボールでも貫通するブロック

の3種類がある。

大きさは、小さいブロック、横に長いブロック、正方形のブロックがある。

■サポートブロック・シールドブロック

サポートブロック・シールドブロックはパドルの下に横一列に並び、ボールが落ちるのを防いでくれる。ボールが1回当たると壊れる。

サポートブロックは青色で、アレンジモード・エクストラモードでは、エリアAでは8個、エリアB・エリアCでは4個のサポートブロックがある。シンプルモードでも最初のうちはサポートブロックがある。

アイテムを取って出現する緑のシールドブロックは16個で、サポートブロックよりも強力。

■環境物

黒いブロックは壊れないブロック。

円筒形の釘は、ボールが当たった角度によっては思わぬ方向にはね返る。

矢印は、ブロックではなく通過できるが、引力が矢印の方向に働いていて、ここにボールが進入するとその方向にボールが進みやすくなる。弧を描いて戻ったり、スピードが落ちることも多い。

ワームホールにボールが進入すると、そのワームホールとつながった別のワームホールからボールが出てくる。つながりはステージで決まっている。連続で通過するとボールのスピードが少しずつ速くなる。下にあるワームホールは、ふいをつかれやすく、最もやっかいな環境物。

■アイテム

アイテムはステージに残っていてもクリアになる。(?マークの箱も含む)

アイテムの効果は、メインボールをロストすると消える。

アイテムの効果は併用できる。

ステージに配置してあるアイテムの中には、ミスすると、再び同じところに配置されるものもある。

?マークの箱は、ボールを1回当てれば、開いてアイテムになる。アイテムはこの箱に入っていないでそのままステージに配置されていることも多い。

パドルが横に伸びるアイテムは、同じステージで取った分だけ伸びる。最大でステージの横幅の半分まで達する。

シールドを取ると、横1段分シールドブロックが出現する。シールドブロックはボールが1回当たると1つ消える。シールドブロックが残っているときにアイテムのシールドを取ると、シールドブロックがすべて復活する。

ボールが4つのコボールに分裂するアイテムは、役に立つことも多いが、シールドブロックが消えやすくなる。複数取るとさらに多くのコボールが出てくる。

ボールが貫通弾になるアイテムは強力。2回当てて消すブロックも1回で消せる。そのままミスしないであと2つ目のアイテムを壊すと確実に1UPも取れる。

1UPはあと2つ目でなくても、通常のアイテムのように出るステージもある。

ボールをパドルでキャッチできるアイテムを取ると、パドルにボールがくっつくようになるので、キャッチ後×ボタンでボールを打ち上げることができる。×ボタンを押したままでキャッチをせずに即打ち上げする。メインボールをキャッチして、コボールが上に残っている場合は、コボールが下に下りてくるまでメインボールを打ち上げなければ、安全。

ボールが遅くなるアイテムもある。

■スコア

得点は、主にCOMBOがたくさんできるほど高得点になりやすい。COMBOは連続してボールがブロックに当たった回数で、貫通するとさらに増えていく。特定のステージで、貫通弾や分裂弾が早い段階で取れれば、とても高得点になる可能性がある。

COMBOすると、その数とともに、COMBO数に応じた英語が表示される。「COOL」「FANTASTIC」「EXCELLENT」などたくさんの単語がある。

また、ステージクリアすると、ボーナスポイントが加算される。

LEFT(レフトボーナス)はレストボール1個につき5000点。レストボールが多くなるとどれだけレストボールがあるか目で数えるのはたいへんだが、この点数でどれだけレストボールがあるか数値で確認できる。

50000=10個
45000=9個
40000=8個
35000=7個
30000=6個
25000=5個
20000=4個
15000=3個
10000=2個
5000=1個
0=0個

■アレンジモード

全10エリア。1エリアは5ステージで全50ステージ。エリアをクリアするごとにルート選択がある。4つのエリア20ステージをクリアするとゲームクリア。クリアすると、クリア画面が表示される。

4つ目のエリアはどれもけっこう手ごわく、ゲームクリアすると、満足感がある。

1つのルートでゲームクリアするとセレクトモードが追加される。ステージを選んでゲームができる。

すべてクリアすると、より難しいエクストラモードが追加される。

各エリアのルート図。

●エリアA

基本のエリアで、やさしめ。

●エリアB

人工物エリア。神殿、気球、船、シューティングの自機、カルチュア・パブリッシャーズのロゴ。下までブロックがあるステージも多く、けっこう難しい。

●エリアC

動物エリア。クジラ、ヒヨコ、ヘビ、ペンギン、タコ。エリアB同様、下までブロックがあるステージも多く、けっこう難しい。

●エリアD


下までブロックがある難しいステージが続くが、運が良ければ大量得点できるステージもある。

●エリアE

エリアE-1はアルカノイドの3面風でとても難しい。破壊不能ブロックの通路を進むステージが中心。運が良ければ大量得点できるステージもある。

●エリアF

第3区間では、比較的やさしいかもしれない。しかし、F-3は運が悪いとミスが重なりやすい。その分F-5はボーナスステージ的で、1個しかブロックがなく、上に1UPの小部屋が4つある。

エリアDやエリアEにある大量に点数が入るステージが、エリアFにはない。

●エリアG


かなり厳しい破壊不能ブロックの配置のステージで構成される。

●エリアH

釘のエリア。釘の当たり方によって、ふいをつかれることも多い。

●エリアI

ワームホールのエリア。

I-4が難しく、I-5はブロックが減る終盤でさらに難しくなるとても難しいエリア。

●エリアJ

破壊不能ブロックで壺や通路ができているエリア。なかなかボールが入らない。

■エクストラモード

アレンジモードのステージを左右反転させ、通常のブロックが固いブロックに、もろいブロックが通常のブロック、固いブロックは固いブロックのままになっていて難しくなっている。そのことによって大幅に難しくなっているステージもある。

より慎重に根気強く取り組む必要があるが、それ以外は変化ないので、アレンジモードをクリアできれば、なんとかエクストラモードもクリアできるようなかんじになっている。

■シンプルモード

シンプルなブロック配置のステージを続けるモード。けっこうスピードが速くなるので難しい。運やエリア選択によらないスコアアタックが楽しめる。

得点を稼ぐごとにレベルが上がっていく。ステージには、あと2個の1UPも出現する。

レベルが上がるとともに、打ち上げたボールのスピードが速くなっていくが、落ち物パズル同様、途中遅いスピードに戻ったりする。

■RESULT

ゲームクリア、ゲームオーバー時には、RESULT画面が表示される。

そこで、スコア、かかった時間、進んだルート、最大COMBO数が見れる。トップ10に入ったときは8文字のネームエントリーができる。

ボタンを押さない限りは消えないので安心。

THE ブロックくずし2 SIMPLE 1500シリーズ Vol.45